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『裏方話①』~舞台監督日記 54~

今回は本当に裏の話。
そう「裏方」と呼ばれる人の話・・・。

当然のことながら、舞台は表の人間、板の上に立つ人間だけでは
100%成り立たない。
裏で支える人が居るからこそ、表舞台で活躍できる人がいて
表で活躍してくれる人がいるからこそ、裏で支えがいがあるというもの。
本当に演者と裏方は持ちつ持たれず、切っても切れない深い深い絆で結ばれているのです。

「杉並は創立以来スタッフに恵まれてきた」
と志水先生がよくおっしゃって下さいます。
今現在のスタッフも皆、十年以上のお付き合いの方々ばかり。
私も実に恵まれていると思ってます。

今回はあまり知られていない、本番をまわしてくれるスタッフさんに触れてみたいと思います。
(稽古には居ないスタッフのこと)

《照明さん》
毎回毎回、あの見事な幻想的な明かりを作ってくれるのは「Kやん」
Kやんとの付き合いは長いです・・・15年ぐらいかな~。

Kやんがプランナーとして来てくれたのは、私が退団してスタッフ1年目の時。
そう、Kやんと私は杉並スタッフデビューが一緒なんだ!(今気付いた・・・^o^:)

杉並はもちろん「合唱」のステージなので、反響板を使っています。
この反響板、特に“天板”というのが、照明さん泣かせなんです。
バトンが使えないため、吊り込みの明かりがほとんど使えない(ToT)
限られた条件での明かり作り。本当に大変なんですよね。
しかも、レッスンを何度も見られるわけではなく(杉並専属ではないですから・・・)
見られるのは、本番約2週間前にやるリハーサルのみ。
その時に台本を渡し、初めて見てもらう。そして次はもう本番だ!
たった1回見ただけで、私の演出の意図を理解してくれ、
なおかつ、あの限られた条件であれだけの明かりを作ってくれる。
さすがプロ!!  プロと言えば、本番中のきっかけもそうです。
1回しか見て聞いてないのに、本番のゲネでは、ほぼドンピシャ!
さらに、ゲネで私がさらなるリクエストを出して、本番には100%!!
本当にプロですよね~。

そんなKやん。普段はかなりお茶目な彼女です。(あっ女子よッ)
年も私とほぼ一緒で、お互い若い頃をあれこれ語り合うこの頃です(^o^)

Kやんこれからも宜しく!!!

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