« May 2007 | メイン | July 2007 »

June 2007

June 4, 2007

『Sさんの魔法の手?』  舞台監督日記 33

Sさんの手は、私から見ると“魔法の手”のようにしか見えません。
私の勝手なイメージや理想を現実の形のあるものにしてくれる!!しかも早い!!チャッチャッチャっと絵を書いて見せてくれて、私が又、勝手な注文をつける。
「うん。うん。」とうなづいて、あっという間に生地にチャっと線を描いて、サっと布を裁つ。「とりあえず見本ね」と言って、あっという間に立体に縫ってしまう。

学生の頃、美術「2」家庭科「2」に近い「3」だった私には、Sさんの、物を立体にとらえる力や、器用な手先にはビックリするばかり(@o@)

が・・・、魔法の手をもつSさんも、魔法をかけるまでには、じつは大変な苦労と努力をしてくれているんです。
「チャッチャッチャ」「サッ」・・・なんて書くと、本当に簡単に思えてしまうかもしれませんが、じつは、そんなことないんですよね。

まず、イメージ通りの生地を探すのは本当に大変!
色・質感・価格・・・そして縫い易さ。やっとこの条件がそろっても、メーター数が足りなかったり・・・(ToT)

生地選びは、悔しさの連続で本当に疲れるんです。
しかも、豊富な知識と経験が必要。あっ・・・体力も(^。^:
生地を買ってきてグッタリと疲れ果てているスタッフを横目に見ながら、
Sさんは事務所に到着すると、何やら動き出す・・・。そう、Sさんのすごい所はもう1つ!
“魔法使い”というだけでなく“パワフル!!”

忙しいSさんは、時間を無駄にしないんですよ。
それにしたって「疲れるでしょ?」と尋ねると、たいていいつも「ううん!楽しいから^0^」と言ってのける・・・。いや・・・いくら楽しいと言ったって・・・ねぇ・・(^.^:)

本職の方も忙しく、杉並の本番が近い頃には、Sさんはほとんど眠っていない感じ。

それでもSさんは、絶対私にはグチらない。さすが!!
そしてラストスパートの頃、Sさんの“魔法の手”は大活躍!!

通し稽古でNGの出た帽子が、翌日には「できたよ」と言って事務所に置いてある!
えっ!?・・だって昨日夜遅く渡したのに・・・今、まだ朝だよっ!?!?!?!? すんごいです!!

急に追加で必要になった小道具が、次のレッスンにはそろっている!
もう、魔法の手は動き続け大活躍!!!

今では杉並のミュージカルにとって、このSさんの存在はとても大きなものとなりました。
これからも“魔法の手”大事に大事にしていきたいと思ってます。

よろしくお願いしますね(^0^)

June 8, 2007

『夢の特別レッスン!?』 舞台監督日記34

ついこの前、外部出演のリハとレッスン日が重なり、主要メンバーがごっそりと抜けてしまったレッスンがありました。
たまに、出演とレッスン日が重なってしまうこともあるのですが、大体いつも10~20人抜ける程度。麻子先生もいらっしゃらない時もありますが、そんな時は振りが中心のレッスンなので、そんなにレッスンに支障をきたすこともなく、なんとかやっています。
が、この前はなんと50人!!・・・50人も抜けてしまった(-.-:)

しかも、麻子先生まで・・・(T0T)
いや参りました! 残されたのは、当日お休みも多く小学生が12人とSくん&M&Mちゃん。(^.^:)

ヒャぁッ、前代未聞です! 一体何をやればよいのやら・・・。
大きい子が12人なら充分レッスンは成り立つものの、小学生12人・・・。
歌ったら踊れない。踊ったら歌えない。私がピアノを弾くと何とか歌ってくれるのですが、私がピアノに必死になって、みんなを全く見られない。(^.^:)  困った困った・・・・。

麻子先生は“ミュージカルの振りを中心に”とおっしゃっていましたが、“ミュージカルねぇ・・・どこやろうか・・・”
と、悩んでいると志水先生が「第3部の振りは?」と声をかけて下さいました。
“あっ!なるほど(^0^)・・・でも、えっ!?(-.-:)”
というのも、まだ誰も知らない振りなんですよ。動きや隊形などの構成すら麻子先生にもまだ話していない。
“やっちゃう!?いいの!?”と内心思いながら、“こんなチャンス滅多にない!!”と思い、思い切って始めちゃいました。
残された12人の小学生にも「みんなチャンスだよ頑張ろう!!」
と声をかけて、いざ始めると、いやはや進まない進まない・・(^.^:)
12人の小学生たちも、普段と全く違う環境にちょっとドキドキ。
けれど、1人1人の顔良く見ると、なんだか皆とても楽しそう!

いつもなら、1回2回で次へ進めてしまうレベルの振りだったのですが、
「お、こんなことが判りにくいのか・・・」などと、私も新しい発見をしながらゆっくりゆっくり進めていけて、私もなんだか楽しい!

そんな中、1人の子が「さっき、なんで“チャンス”って言ったんですか?」との質問。ちょっと、振りうつしを中断し「大きい人たちは、まだ誰も知らない振りなんだよ。それをみんなが先に覚えちゃう!

いつも後ろの方で細かい所が“見えない”“わからない”だったけど、今日はみんな1人1人にちゃんと教えてあげられる。
みんなにとってこんなチャンスは滅多にないでしょ?」と説明すると、又違う子が「じゃぁ、頑張って覚えて前に出る!!」と嬉しい発言。
「そう、そうなんだよ!合唱団はね学校とは違うんだ。『全員良く頑張りました。良く出来ました』って、みんな平等・・・ってわけにはいかないんだよ」などと、このレッスンを通して、杉並児童合唱団団員としての“ノウハウ”・・・“心得”みたいなものを伝えることができました。

みんなにとっても特別レッスンだったけど、私にとっても、心に残る特別なレッスンとなりました。

レッスンの後半には益々盛り上がり,見事な集中力で3曲の振りをマスターし、最後は3曲通して、ピアノを入れしっかり歌って踊れました!!!

さぁ!演奏会までこの日のことを忘れず、集中力を保ってレッスンに取り組んでくれ!!

頑張れよ(^0^)

June 20, 2007

『大学生諸君へ!』 ~舞台監督日記 35~

現在、杉並の団員の構成は大学生が7人・高校生が17人・中学生が11人・小4~小6が32人・小3以下が54人となっています。
地方で児童合唱団に携わっている方には一目瞭然だと思いますが・・・。
そう・・・、中学生が極端に少ない!!  

これって、かなり団にとってみると厳しい問題なんですよね。
次の世代の担い手が少ないんですよ(ToT)
小4~小6も決して多くない。本来なら、児童合唱団の年齢別割合って美しい“ピラミッド型”が理想なんですが、杉並の場合はちょっと崩れてしまいました。
演奏面や生活面の核となる中学生以上に対し、小3以下(低学年クラス)の人数が多すぎる・・・というのも、ちょっと問題です。
が、しかし、良く見ると中心となるOGは24人。決して少なくありません。
しかも、大学生が7人も居る!!多いくらいです。
そうです!!、ノープロブレム!!!

人数だけ見ると「大変だ!これからどうする!?!?」と、少々凹み気味の大学生諸君! 自分たちが退団する日まで、そう長くない大学生たちは中学生・高校生たちの育成がなってなかったと反省す日々ですが・・・。
反省する暇があったら!!、なんとかしなさ~い!!!

現在、中1・中2合わせて11人と少ない中学生。
それはそれは、みんな良い素質を持ち、小さい頃から「杉並の子」として育ってきた精鋭部隊です。まだ、芽は出ていないかもしれませんが、磨けば必ず美しい光を放ち、打てば倍以上になって響いて返ってくる。そんな子たちだと私は確信しています。
この子たちの芽が出ないまま埋もれさせてしまうかどうかは、現在のトップである団員の責任です。

「大学生」とひとくくりにしてしまいましたが、1人1人の責任なんです。
当然、高校生をすっ飛ばして、中学生の育成ができるはずがありません。
現在、17人と恵まれた人数構成の高校生たちに、もっとハイレベルな考えを持たせ、チマチマした仕事ばかりではなく、すぐ次に団を背負って立つという、もっと大きなビジョンを持たせて考えさせなくては小さな双葉のまま、花は咲きません。

それには、モチベーションを上げなくては!!!
ただ、東京に住んでいたから(都外の団員も居ますが)、杉並に入っている・・・なんて気持ちじゃダメなんです!!
それは、みんな演奏旅行などで貴重な体験・経験をして良くわかっているはずですね。

志水先生・麻子先生・素晴らしい環境の下で、好きな歌を歌っていられる幸せ。
45年もの間、トップを走り続けている演奏が、いかにして成り立っているのか・・・。
根本からもう一度よ~く考えてみなさい。

志水先生と麻子先生の音楽がある限り、杉並は安泰でしょうが、もっともっと上を目指すには、団員達1人1人の思いが大切。
杉並が他の合唱団と大きく違う点は、1期生から綿々と受け継がれている!!『杉並魂』
なのです。 
時代が変わっても、団員1人1人の思いは変わらない。
だからこそ杉並は今まで、志水先生の音楽が歌い継がれてきたのです。

さぁ!
 ウダウダ言ってないで、 やってごらんなさ~い!!

*今回は団員向けになってしまいました・・・。ごめんなさい(^.^:)

Calendar


<   June 2007   >
S M T W T F S
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30