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May 2007

May 5, 2007

ミニコン写真館

先日行われた卒団式&ミニコンサートの写真です(^0^)


志水先生から花束と記念品を受け取る卒団生


ミニコンサートの様子


小さい団員のステージ 元気いっぱいです!!


大きい団員のステージ クラシックを演奏しました

May 10, 2007

『まっ、いいかぁ』 舞台監督日記 27

杉児の子は真面目な子が多い気がします。もちろん、真面目に何事にも真剣に取り組める子たちだからこそ、45年の歴史を常にトップレベルで保ち続けることができるのですが…。
でも、“真面目”だけじゃ緊張の連続で続かないですよね。 良く見ていると、年齢が上がるにつれて「まっ、いいかぁ」と、上手く息抜きをしています。
この“息抜き”がとても大事。 学校と合唱団の両立がなかなか難しい状況の今、大きい子たちは、『息抜きの術』を上手く使い、勉強とレッスンをこなしていきます。中学生ぐらいになると、大学生・高校生たちから、実体験を通していろんな話をしてもらい“全力投球”と“まっ、いいかぁ”のバランスを、実際、勉強や学校行事など忙しくなる中学生活3年間の中で習得していくようです。
小学生ぐらいには、まだまだ“息抜き”は難しく、持っている性格にだいぶ左右されていますねf^_^; もともと「まっ、いいかぁ」と楽天的な子は、やはりそれなりの成果しか上がらない…(∋_∈)でも、長く在団できたりするんです。 反対に、真面目で全てに全力投球の子は、素晴らしい成果を上げていたりするのに、ある日突然『辞めます…』と、辛い退団をしたりもする…(ToT)
どっちもどっちですよね…。
なので、“まっ、いいかぁ”or“全力投球”どちらかに凄く偏りが見える小学生を見つけるて「もう少し頑張れ! もう少しすれば、上手くバランスが取れるようになってくるから」と、ハラハラドキドキ…(>_<)
高学年になると、休み時間などの会話の中から、分りやすくアドバイスもしたりしますが、まだ3、4年生ぐらいだと、アドバイスもなかなか難しいです(>_<) 結局、ただ見守るだけ…。

私から見ると、杉児の子は基本的に皆“真面目”の部類に入るので、みんなもっと“まっ、いいかぁ”と、思えるようになっていいのようぅぅって思う日々です…。

May 14, 2007

『まっ、いいかぁの達人』舞台監督日記 28

前回の「まっ、いいかぁ」に引き続き・・・デス。

なんと言っても「まっ、いいかぁ」の達人は麻子先生!!!
麻子先生の「全力投球」と「まっ、いいかぁ」のバランスは素晴らしい!
だからこそ、“仕事のできる女”なのですね・・・。

麻子先生の場合「まっ、いいかぁ」のレベルは私なんかより遥かに上です↑↑
しかも、半端の無い「まっ、いいかぁ」なんですよ! 一度「まっ、いいかぁ」と思った事に関しては、決して振り返らない!その割り切り方がすんごいですよね。
いつもいつも感心してしまします。

私の場合の「まっ、いいかぁ」はかなり“手抜き”に近いです(^.^:)
しかも「まっ、いいかぁ」と捨てたわりには、後になって気になったりして結局2度手間に・・・。
“仕事のできる女”にはほど遠いですね・・・(TOT)

「まっ、いいかぁ」と同じくらい麻子先生と私が大事だと思っていること・・。
それは「自画自賛」!!(笑) 笑っちゃうかもしれませんが、疲れきった体にはこの「自我自賛」が効くんですよ!!
よく、合宿で深夜3時ぐらいに、2人きりでセリフや振りを、思考停止状態の脳みそから絞り出していると、ふと気が付くと、その部屋は無言で殺気立っているんです。
そんな時、どちらからともなく自分の作ったセリフや振りを誉め始める・・・しまいには、全体の構成にまでさかのぼり「自我自賛大会!!」(^.^:)
それまで、よどんでいた空気が一気に活気づくんです!!
勢いづいていい作品が生まれるっっっ。そんなもんなですよ・・・。

真面目もすごく大事な事だけど、時には「まっいいかぁ」と思ったり、ちょっと自分を誉めてあげたり・・・息抜きも大事ですね。

特に“真面目な子”と周囲から言われがちな子ほど、しっかりと息抜きをして下さい。
人生長いんだよ(^0^)

May 18, 2007

『ガンバレ 小学生!』 舞台監督日記 29

すでにミュージカルナンバー全15曲の振りうつしが終わりました。
今は、並びや隊形をきちんと決めていく作業に入ってます。
1人1人の立ち位置が決められ、次の立ち位置・・次の立ち位置・・・とどんどん変わっていく隊形。
4カウントでここへ。8カウントであっちへ・・・とアンサンブルと呼ばれる合唱隊は本当に大変!!

しっかりと4声ハモりながら踊って歌って、さらに移動。
小4~大学生まで、歩幅も違うし、1人1人の移動の距離もちょっとずつ違う。
私の「大丈夫?本当に4カウントでそこへ行ける?ダメなら言って!」
という問いに、4年生・5年生・経験の浅い団員達はわけもわからず
ただ「ハイ!」というだけ・・・。
“いや・・どう見てもそれは無理でしょ(^.^:)”って時でも、とりあえず、うなずいてしまう・・・。 それも仕方ないですよね。

大きい子や慣れている団員は、いつも本番をやってる『武蔵野文化会館』の
大きさや、ひな壇を頭の中にきちっとイメージできるけど、経験の浅い団員はイメージどころではないんです。
次から次へと変わる隊形・振りに、もういっぱいいっぱい!!!
並びだって「センターから〇〇 〇〇 〇〇・・・」と一気に名前を呼ばれ、それも1回だけ。
自分の名前が呼ばれるのなんて、0コンマ秒!?!?

とにかく集中集中 !!

集中力が何よりも大事!
今は上手にできなくても、何をやっていて、自分がどこに立つのかわかれば充分!
それでいいのよ(^0^)

ガンバレ!ガンバレ!小学生!!!                                             つづく・・・・・・・。

May 23, 2007

『ガンバレ 小学生!?』舞台監督日記 30

振りもよくわからない。並びも半信半疑。隊形移動も理解しきれない。
こうやってみると小学生にはちょっと酷?
“もっと手取り足取り教えてあげればいいのに・・・。”と思われそうですね。

でも、杉並の強いところはココなんです!!

できるまで、何度も何度も教えてあげるのではなく、
自分で何度も練習するんです。自分で休み時間に友達に声をかけて練習する。
自分で家で練習する。自分で大きい子たちに聞いたり、見ていてもらたり・・・。
と、とにかく自分の努力と向上心!!
大きい子たちも小さい頃みんなそうやって頑張ってきたのです。
もちろん、小さい子のレッスン中の不安な気持ちや、わからないままレッスンが進んでいく
モヤモヤした気持ちもよくわかっている。

だからこそ大きい子たちは、少ない休み時間に快く小学生たちに教えてくれるんですよね。

夏の合宿ともなれば、OGは本当に秒刻みで動いており、やることがいっぱいあって大変!!
でも、OGにも意地があって“下の学年の子たちを絶対見捨てない!!”
レッスンの合間や部屋に戻った時など、ほんの数分間にそれこそ手取り足取り。
わからない所、どうしても上手くできない所を効率良く教えてくれる。
小学生も、上の学年の子たちの熱い思いに必死に応えようとする・・・。

けれど、今はその前の段階(^.^:)
自分で努力する段階です。
頭の中が???でいっぱいの小学生たち。ガンバレ!!
あきらめないで、逃げないで、必死に自分の頭で考えて努力しよう!
大丈夫。大丈夫。(^0^)
みんなの頭の中が???でいっぱいなのも、ちゃんとやっているのに、
上手く体が動かないのも、全部ちゃんとわかっているからね。
「自分は下手かも・・・なんでできないの・・・・」なんて思わないで!!

あきらめる前にちゃんと努力しよう!!
小学生の頑張りが大きい子たちの活力になります。

ガンバレ!!小学生!!

May 26, 2007

『この夏の衣装』 舞台監督日記 31

今回、ミュージカルの衣装に取り掛かるのは例年よりかなり早めでした。
というのも、例年だと夏は、演奏旅行→合宿→定演 というパターンだったのが、今年は(初めて!?)合宿→演奏旅行→定演 ということになったから・・・しかも、定演が例年より1、2週間早い!!
演奏旅行から帰って10日後には本番!!
・・・ってことは、合宿後、定演の練習はほとんどできないってこと。
キャッ!!おそろしい!!
それどころか、合宿だって半分くらい演奏旅行の練習が入ってくるっっっ。

合宿で毎年ミュージカルを一気に仕上げていた私ですが・・・そう!
今年は、ほぼ完成した状態で合宿に行かなくてはいけないんです。ヒャァ!!
(演奏旅行と定演は全く演目が違います。でも、それぞれ2時間のステージ。毎年ミュージカル2本立てなんですよ)

もちろん、衣装も同じこと。例年は合宿で衣装合わせや、衣装パレードをやっていたのですが、今年は全て完成した状態で持って行き、合宿中は衣装付き通し稽古のみ。ただでさえ、作り物衣装の多いミュージカル・・・。
そりゃもう大変デス(^.^:)ついこの間のレッスンで2時間かけて、アンサンブルの衣装を1人1人に合わせました。
終わった時の衣装部さんたちは皆、無言・・・。疲れ果ててました・・・
だって、こんなに頑張っても全体衣装のまだ20~30%・・・。ハハハ。

誰のせい!・・・って・・えっ!?私!?(^。^:)
そう、私は毎回勝手にプランをあだこだと言うだけ。
「一瞬にした舞台上でA→Bに変わりたいの」
「アンサンブルさぁ、やっぱもう1パターン欲しいな。こんな感じでさっ。
 あっ、・・でも、1分ぐらいの早替えだから。よろしく(^0^)」などど言い放つ・・・。

最初、打ち合わせの段階では私のプランを優しく聞いてくれていた衣装さん達も試作品を作る頃には厳しい顔になってきて、実際作り出して、アンサンブルなどの数物(70人分)を作り始めると、もう、目がつり上がってきます。(・・・あっ、冗談冗談)
そこへ、私がまた「あのぅ、やっぱDパターンも欲しいんですけどぅ」
なんて言っちゃうからヒンシュク!!

でも、でも、やはり「いい作品を作るぞ!!」という考え、意気込みは同じなんですよ
だから、衣装部さんはどんなに大変でも「わかった!!」と言ってくれる
必死になって生地を探して来てくれて、私の容赦ない注文を聞いてくれる(^0^)
本当にありがとう!ありがとう!

プチバトルを繰り広げながらもお互いに手を取り合い、この夏を乗り切っていきましょう!!!

ざっと370~380点はある今回のミュージカル衣装。
さっ、頑張りましょう!!(あっ、点数聞いて凹んじゃった?)
・・・・・・気にしない、気にしない・・・(^.^:)

May 30, 2007

『Sさんの魔法の手?』  舞台監督日記 32

ここ数年、「杉並のミュージカルは進化し続けている!!」と、良く言われます。
確かに10年前に比べると、スタイルもだいぶ変わってきました。
さらにもっと前と比べると、同じ作品でも全くの別物!?!?と思うほど変わっています。
「同じ作品なのに、どうしてこうも違うの??」
と、周りの方々から良く質問される度、私は「構成を一から考え直し、それによって新しい演出・振付が生まれるからなんですよ。」とお答えしています。
が!!、しかし!!これだけじゃないんですね。

もう一つ大きく進化しているのが『衣装』
これは、演出的にもとっても重要!!
それぞれの役割やアンサンブルの存在が、観る側にハッキリと伝えやすい!
その上に、杉並のように「合唱ミュージカル」として、素舞台でやっていると、衣装の早替えや、ちょっとした工夫で場面設定までできちゃう!照明と同じく、視覚的にも観客のイマジネーションを増幅させるべく、とても効果的な手段の一つです。

その重要な衣装を、この10年、核となって支えてくれているのが、魔法の手の持ち主Sさん。

Sさんの本職は、フリーのヘアメイクアップアーチスト。
「えっ!?衣装じゃないじゃん!!!」  そう、そこがビックリ!!!
ヘアメイクさんなので、手先が器用なのは想像がつくにしても、デザインから生地選びからパターン・縫製・・・なんでもこなしてしまうんです。すんごいですね。
なので、杉並だけでなくあちこちから引く手あまたのSさん。
本当にお忙しい人なんですよ・・・。

そんな忙しいSさんが、杉並のスタッフとしてやってくれるようになったのは、杉並のご父兄となったのがきっかけ。もう、運命!
神様ありがとう!!

Sさんが、ご自分の子を入団させてくれなかったら、私達はSさんと出会っていなかったんですよ。こういうのって“出会うべくして出会った!!”まさに運命ですよね。
あっ、話が“運命”にそれつつありますが・・・(^.^:)
それほど、Sさんは杉並にとって、大切なかけがえのない人だってことなんです。
                                   
                                     つづく・・・・・。

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