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October 2008

October 9, 2008

「ドラゴンボール」

トップページでもお知らせしていますが・・・
8月下旬からオンエアー中の「ドラゴンボールDSソフト」のCMに
団員が「学芸会で歌う児童」役で出演しています!
皆さんご覧になったでしょうか??
撮影は7月末に都内某所で行われました。
室内は冷房が入っていましたが、舞台上はライトで灼熱地獄。
そして午前中から始まった撮影が終了したのは21時。
でも小学1年生からの団員達はみんな元気に撮影を終えました!!
さすがですね~~お疲れ様でした~~!!!!
そして・・・実は出演しているのは舞台上にいる児童役の団員だけではないんです!
大変めずらしい事なのですが、今回、「学芸会を観にきている保護者」役で出演団員の保護者、卒団生、OG団員もエキストラで出演しちゃってます。
保護者が映るシーンをよーくみると皆さんもご存知の顔が・・・・
エキストラの方々ももちろん一日がかりの撮影でした!
保護者の方々からは「子供たちが頑張っている姿が見れて貴重な体験でした!」
とのお言葉を頂きました。普段の出演現場は見ることがないですもんね。
皆さん本当にお疲れ様でした!!

October 12, 2008

「今さらですが・・・」~舞台監督日記51~

44定演から1ヵ月も経ってしまいました…。(あまりにも早い!早すぎる!!)
この1ヵ月は2009N・Yコンサートの大まかな流れとミュージカルの構成に
没頭していたことにしましょう(^0^)あっ・・・本当ですよっ。
ミュージカルの構成は8割がた決まり(私の中では)後は台本作りと振付・音楽稽古。
ここまでくれば大丈夫なんです。後はレッスンの中で作り上げていきます(^0^)

今回は定演の裏話というよりも、私の感想です。
DVD編集の為、キャラクター映像を見ていた時のこと・・・。
第3部杉並ポピュラーのラスト『すべての山に登れ』の曲中、私の胸は締め付けられ、
涙が溢れ出てきました。転調後は涙を止めることはできませんでしたね・・・。
きっとそれは、歌っている側1人1人のドラマがはっきりと伝わってきたから・・・。

私はスタッフでもありますが、卒団生の一人です。
みんなとはかなり近い存在です(年齢の開きはありますが・・・)
ずっと一緒にレッスンをして、演出・振付・舞台監督という立場からだけではなく、
各年齢でぶつかる壁や、団員を続けていく上での色々な悩みを聞き、
一緒に解決し、次のステップへと歩いてます。
そのせいもあって、みんなの抱えている物の大きさが
前向きに伝わってきて感動を覚えたのでしょう。

普段は振付家とし細かい振りのチェック、演出家として全体の流れのチェック、
舞台監督として仕上がりのチェックばかり・・・。
思えば、杉並の本番をお客様として観たのは入団前が最後・・・8才でした。あれから十数年・・・。客観的にボーっと観ることができたのは初めてでした。(生ではないですが)
こんなにも強いメッセージを歌い続けててきたのか!と感動しました。

もちろん、これは私が関係者だからこそ、そう思えたのでしょうが、
それでも2008年9月13日。
あの会場に居たお客様達は、思いこそ1人1人違うけれど、
皆さん少なからずも感動を覚えたのではないでしょうか?

私の涙腺は、たまたま第3部でピークを迎えましたが、
第1部・第2部がなければこの感動は得られなかったことでしょう。
又、第3部の『この広い野原いっぱい』から『トゥナイト』までを観ていなければ、
オーラスの『すべての山に登れ』では泣けなかったでしょう。

第1部での志水先生の想い・・・私には計り知れない歴史とドラマが注ぎ込まれていました。
第2部.小学4年5年6年には重い責任を課せられたステージ。しっかりと努めていました。
そして、緊張している子たちを意地でもまとめ、引っ張り続ける強い意志を持った中1中2。
小1~小3も普段のレッスンとは違う一面を見せてくれました。
やはり、杉児魂を持っているんですね。
そしてマイペースに動じず、いつも通りに楽しく歌って踊ってくれた幼稚園。 
幼稚園が安心してステージに立てることが、杉児ならではのレッスン・生活の成果だと思います。

今回の定演で、何よりも良かったと私が思ったことは、2歳~大学4年生まで146名全員が
一つの大きな川の流れのように見えたこと。 

誰1人欠けてもいけない。
誰かが失敗しても何事のなかったように流れを止めない大きな力。
1人1人の小さな力が融合して生まれる大きな確固たるパワーを感じた演奏会でした。

October 20, 2008

定演裏話~舞台監督日記 52~

☆ピエロの3人はほとんど即興!?!? 

まっ、即興とは言えませんが、ほとんどそれに近い状況でした。
確か合宿では“ピエロ”なんて言葉は聞いていないような・・・?
合宿最終日。東京に帰る直前、麻子先生と「やっぱりピエロいりますね」「そうね」
この一言で決まったような・・・?
ピエロの練習って、していないような・・・?
全部「ような…」で申し訳ないのですが・・・だって私は「こんなんで、こんなんで、こんな感じ」
「この曲で前へ・・・ここはひな壇ね」ぐらいしか指示せず・・・。
指導なんて1回もしてません。
全部Qちゃんを中心に3人が作り上げてくれました。

しかしあの3人・・・はまり役でしたね!拍手拍手!!

☆Qちゃんと言えば・・・。  

ミュージカルで数々の役をこなしてきた大学生です。
そんな彼女・・・最近私は、野放し状態です。
彼女は、中1で『けんちゃんとおばけ』の一郎役でキャストデビュー。
それから、『伝説の島ZZ』や『ひなぎく』の大臣。『アリス』のイモ虫先生etc・・・。
あの頃は演出をしっかり付け指導していました。けれど、『くつやと小人』の主人の頃から
彼女は“Qちゃんワールド”を展開し始め、今回も益々パワーアップした彼女。

前回の『ふしぎの国のアリス』では、イメージを最初に伝えただけで、
見事に私のイメージ通りの“きちがい帽子屋”を演じてくれました。本番を迎える頃には、
帽子屋のシーンが一つの見せ場となり、私の想像以上におもしろいシーンとなったほど!
“Qちゃんワールド”は確固たるものとなったのでした・・・。
そして今回・・・。キャスティングはされませんでしたが、彼女の「遠くへ行きたい」のソロ。  
圧巻でしたね! 衣装も素晴らしいセンスです!(自分で用意してます)

私は何も言ってません・・・“Qちゃんワールド”はどんどん進化してます。拍手!拍手!!

Qちゃん。これからもどんどん私を楽しませて下さいね。

October 23, 2008

定演裏話② ~舞台監督日記 53~

☆下積みを経て感動の初舞台!?


知る人ぞ知る“イケメンKくん”
今回、このKくんがミュージカル初登場!
その姿を見て、客席で涙ぐむ人がいたほど・・・。

Kくん。じつは杉児では欠かせない存在の人なんです
地方合唱団出身(麻子先生の後輩)で、大学進学のため上京してからは
ずっと私の助手として本番を手伝ってくれており、
数年前からは本職を活かし、合宿で幼稚園班の責任者として頑張ってくれています。
(彼は某有名大学付属幼稚園教諭)
歌って踊れる幼稚園の先生。しかもイケメン!!!とくれば、隠れファンも多いはず・・・。

そんなKくんが、イモ虫緑Tシャツより一際濃い緑Tシャツを着て登場!
大きな体を、チビっ子イモ虫たちの中に必死に隠しながら、
舞台上でのチビっ子たちの安全を守ってくれたKくん。
Kくんの額に光る汗。輝いてました!本当にありがとう。

本番になると必ず駆け付けてくれて、私の手となり足となり動いてくれて、
私の気付かない点までも気配り上手な彼はすかさずチェック!!
場ミリなんて芸術的!!!

そんなKくんとの出会いは、彼が高校2年生で、
まだ合唱隊の現役バリバリのリーダーとして活躍していた時のこと
東京公演の際、緊張した顔尽きで『宜しくお願いします』と、私に挨拶にきてくれた。

「男の子にしては珍しくリーダーシップが取れる子で、振付にも興味があるらしく
高校生になっても頑張ってる子がいるんだよ」と、先生方から以前より聞いていた。
噂通りの好青年!! 隊員を良くまとめ、人望の厚い青年でした。

その後、彼はずっと杉並の本番を手伝ってくれており、声だけなら、
ミュージカルの【父の声】とか、DVDには残らないけど【影アナ】とやってくれていました。
けれど!けれど!! 今回、スタッフ歴11年目にして初出演!!

私から見れば、舞台上にKくんの姿があるのは当然に思っていたのですが、
全国から見に来てくれている、彼と同世代の杉並ファンの方々にしてみれば
自分の事のように感動した場面だったそうだ・・・。
あの、イモ虫緑Tシャツ姿が・・・(^0^:)

Kくん。次はポピュラーステージあたりで、ガツーンと一発、全国にいる
Kくん隠れファン(かなりマニアック)を感動の渦に巻き込もうじゃないの!
オ~~!

October 27, 2008

『裏方話①』~舞台監督日記 54~

今回は本当に裏の話。
そう「裏方」と呼ばれる人の話・・・。

当然のことながら、舞台は表の人間、板の上に立つ人間だけでは
100%成り立たない。
裏で支える人が居るからこそ、表舞台で活躍できる人がいて
表で活躍してくれる人がいるからこそ、裏で支えがいがあるというもの。
本当に演者と裏方は持ちつ持たれず、切っても切れない深い深い絆で結ばれているのです。

「杉並は創立以来スタッフに恵まれてきた」
と志水先生がよくおっしゃって下さいます。
今現在のスタッフも皆、十年以上のお付き合いの方々ばかり。
私も実に恵まれていると思ってます。

今回はあまり知られていない、本番をまわしてくれるスタッフさんに触れてみたいと思います。
(稽古には居ないスタッフのこと)

《照明さん》
毎回毎回、あの見事な幻想的な明かりを作ってくれるのは「Kやん」
Kやんとの付き合いは長いです・・・15年ぐらいかな~。

Kやんがプランナーとして来てくれたのは、私が退団してスタッフ1年目の時。
そう、Kやんと私は杉並スタッフデビューが一緒なんだ!(今気付いた・・・^o^:)

杉並はもちろん「合唱」のステージなので、反響板を使っています。
この反響板、特に“天板”というのが、照明さん泣かせなんです。
バトンが使えないため、吊り込みの明かりがほとんど使えない(ToT)
限られた条件での明かり作り。本当に大変なんですよね。
しかも、レッスンを何度も見られるわけではなく(杉並専属ではないですから・・・)
見られるのは、本番約2週間前にやるリハーサルのみ。
その時に台本を渡し、初めて見てもらう。そして次はもう本番だ!
たった1回見ただけで、私の演出の意図を理解してくれ、
なおかつ、あの限られた条件であれだけの明かりを作ってくれる。
さすがプロ!!  プロと言えば、本番中のきっかけもそうです。
1回しか見て聞いてないのに、本番のゲネでは、ほぼドンピシャ!
さらに、ゲネで私がさらなるリクエストを出して、本番には100%!!
本当にプロですよね~。

そんなKやん。普段はかなりお茶目な彼女です。(あっ女子よッ)
年も私とほぼ一緒で、お互い若い頃をあれこれ語り合うこの頃です(^o^)

Kやんこれからも宜しく!!!

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