« 『入団テスト②』~舞台監督日記38~ | メイン | 『杉児ファミリー』 ~舞台監督日記40~ »

『合格発表』 ~舞台監督日記 39~

ちょっと 入団式の前に合格通知がくるまでのお話し・・・

当時はアナログの時代でしたから、合格の知らせは郵送でした。
ト、志水先生は「えっ!?電話だったよ」「え~っ!!電話?」 ト、私・・。

私よりちょっと前の時代の方々は電話だったそうです。スッスゴイ・・・。
しかも、当時まだ小学校の音楽教師だった志水先生は “事務所” というものが無かったので、
全てご自宅から1人1人のお宅に『合格です』『おめでとうございます。合格です』とお電話なさっていたそうです。

思えば、バリバリの現役教師で週2回のレッスンの他、レギュラー番組を抱え、他にもレコーディング多数・・・。
そんな中、1人1人のお宅に電話するなんて、大変なご苦労だったと思われます。しかし、現代のスピーディーなデジタルの時代と違って、入団テストから長い時間ドキドキ待っている家族たちに『おめでとうございます!合格です!』の志水先生の生声は、想い出に残る1シーン。嬉しさを実感できることだったでしょうね。

ちょっとここで余談です・・・私の場合こんなエピソードが・・・

合格通知は2週間以内に郵送で通知。もしくは兄弟姉妹が在団しているばあいは兄弟姉妹に直接わたす・・というものでした。
私の場合、姉がすでに在団。母は志水先生と同じく杉並区の音楽教師でしたから、まっ、いわゆる「コネというか・・・・仕事がらみのしがらみもあって、そう簡単には不合格にはならない(ズッル~イ)と、家族の誰もが思ってました。しかし、待てど暮らせど合格通知を持ってこない姉。段々、家族の間に「まさかっ・・・この子だけ・・・」という不憫モードが充満。ただ1人私だけは入団する気満々で入団式の日を指折り数えてる脳天気娘だったそうです。
いざ今週土曜日が「入団式!」という入団式前のレッスンを終えた姉達。やはり合格通知は持ってかえらず・・・というか、恐ろしくて母は姉達に「合格通知は?」とは聞けなかったそうです。

その日の晩、母が「あのね・・・合唱団ダメだったのよ。又、来年頑張ろうね・・・」と私に告げ、私は一気に奈落の底へ突き落とされ、さすがの脳天気娘も絶望のどん底で大泣き。すんごい勢いで泣く私を見た、すぐ上の姉は「ハッ!」と何かに気付き、レッスンバッグの在処へ・・・。そしてクシャクシャになった茶封筒を気まずそうに母に差し出す、すぐ上の姉。
「あ~~~っ!!」・・・「今頃~コラッ~」と怒る母。
「ヤッタ~~!!」と大はしゃぎの私。悲しみの涙から喜びの涙でクシャクシャの顔になり、笑顔笑顔(^0^)
9歳にしてすでに、どん底の気分と天にも舞う気分。両極端の気分を一瞬にして味わった私でした。

きっと私だけではなく、入団テスト・合格発表でハラハラドキドキのエピソードがみんなにもあった事でしょうね。

現代の子たちは入団テストや入団式はないものの、初めてレッスン場へ足を踏み入れるとき・・・お姉さんに「こんにちは」と初めて言われた時・・・小さな胸はドキドキでいっぱいでしょうね。

この期待と不安でいっぱいの「ドキドキ」を忘れず、初心を忘れず、今も昔も関係なく、この夏も頑張って行きましょうね!

Calendar


<   July 2007   >
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31